アメリカで「政府効率化省」を率いてきたイーロン・マスク氏が「トランプ減税」の延長を盛り込んだ大型法案について「失望した」と述べ、批判しました。

アメリカのトランプ大統領は「トランプ減税」の延長を盛り込んだ大型法案の成立を訴えていて、法案は22日に議会下院を通過しています。

この法案について、「政府効率化省」を率いてムダの削減を進めてきたイーロン・マスク氏が財政赤字の拡大につながると強く批判しました。

イーロン・マスク氏
「率直に言って、巨額の支出をする法案には失望した。財政赤字を減らすどころか増加させて『政府効率化省』のチームの仕事を台無しにしてしまう」

財政をめぐって、トランプ大統領とマスク氏の意見の対立が鮮明になった格好です。

この法案をめぐっては、与党・共和党の中にも財政の悪化につながると懸念を示す声があり、上院での審議は難航も予想されています。