パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスのガザ地区トップを殺害したと明らかにしました。

イスラエルのネタニヤフ首相は28日、ハマスのガザでの最高幹部であるムハンマド・シンワル氏を殺害したと明らかにしました。

ムハンマド氏は、去年10月にイスラエル軍によって殺害されたヤヒヤ・シンワル氏の弟で、ヤヒヤ氏が死亡して以降、ガザでの軍事作戦の指揮などを引き継いできました。

ネタニヤフ氏は殺害の経緯については明らかにしませんでしたが、イスラエルメディアはイスラエル軍が13日に行ったガザ南部ハンユニスにある病院への空爆でムハンマド氏が死亡したと報じています。

これまでのところ、ハマス側はムハンマド氏の死亡をめぐってコメントしていません。

おととし10月にガザでの戦闘が始まって以降、イスラエル軍はハマスの幹部を相次いで殺害していて、ムハンマド氏の死亡はハマスのさらなる弱体化に繋がるものとみられます。