青森県内でスーパーマーケットを展開するマエダが2023年5月までに青森市のガーラモール店を閉店することについて、前田惠三(まえだ・けいぞう)社長は2日、「金銭面や設備面などで建物の管理会社と契約更新の合意に至らなかった」と明らかにしました。


※マエダ 前田惠三社長
「今後のことについていろいろと交渉いたしまして、のべ10回にわたりやりとりしましたけれども、“契約書通り全館閉店して返してくれ”ということに決まりました。」


前田社長は2日記者会見を開き、2023年5月までに青森市のマエダガーラモール店を閉店するに至った経緯などを説明しました。ガーラモール店は、大手スーパーマーケット「亀屋」の経営破たんに伴って施設を借り受けて2003年6月にオープンしました。


様々な業態のテナントが入り、マエダの旗艦店へと成長し、青森市の西地区再開発の中核を担ってきました。2021年3月期での売り上げはテナントを含めたガーラモール全体で約40億円、スーパーのみで20億円に上り、経営は順調でした。

※マエダ 前田惠三社長
「金銭面もあります。別のキーテナントを入れてという提案もしましたが、なかったと」


マエダは、先月下旬にガーラモール店に勤務する従業員約100人に閉店後の対応を説明しており、テナントに対しては11月8日から10日に相談会を開く予定です。

また、ガーラモール店に変わる青森市西部地区での店舗展開について検討しているとしています。