南海トラフ地震に備えてもらおうと、耐震性が不十分な住宅の改修を呼びかける「戸別訪問」が香川県で始まりました。

香川県が市町と連携して耐震化に重点を置く地域を定め、実施するものです。訪問の対象となるのは、1981年以前に建てられた旧耐震基準の住宅です。

昨年の能登半島地震では、耐震性が不足する住宅の倒壊が目立ったことから、被害を未然に防ごうと改修を呼びかけるもので、行政の補助制度や低コストでの工法などを住民に紹介しました。

(香川県住宅課 大平達也課長補佐)
「戸別訪問を行うことで県民の意識が高まって、1軒でも多くの住宅の耐震化が進めばいいと思っています」

県は今年度、17市町あわせて41の耐震化重点エリアにある1665戸を訪問する予定です。