和菓子とともに茶の湯に親しむ初夏恒例の「名物かまど茶会」が、香川県高松市で開かれました。

茶会は、香川県坂出市の菓子製造販売「名物かまど」が毎年開いているものです。

今年のテーマは「夢をつなぐ瀬戸内海」。瀬戸内国際芸術祭などで、香川にとって夢のある1年であることを、茶の湯の世界で表現したといいます。

県の内外から訪れた約1500人が、初夏の一服を楽しみました。

ふるまわれた菓子「水の綾(みずのあや)」は穏やかな瀬戸内海の水面にうまれる波紋をイメージしたものです。

(名物かまど 荒木隆社長)
「74回続いているお茶会でございますけれども、初夏のお茶会でございます。涼やかな気持ちでお茶をお楽しみいただければ」
茶会では、おみやげのうちわも恒例です。

香川のイラストレーター・オビカカズミさんが描きました。来年は創業90周年。これからも、菓子を通じて地域に貢献したいとしています。