オフィスビルが立ち並ぶ東京の丸の内で「仲通り綱引き大会2025」が22日に開催された。2017年から始まり9回目の開催を迎えた今年は80の企業が参加。大手町、丸の内、有楽町に事務所を置く企業が1チーム8名(女性1名以上の男女混合チーム)でエリア予選を行い、予選を勝ち上がった8チームで優勝を争う。
優勝チームはラグビーレジェンドチームと対戦
優勝チームにはトロフィーと賞品、さらにラグビー元日本代表として3度のワールドカップ出場を果たした、田中史朗さん率いるラグビーレジェンドチームとのエキシビションマッチも予定されており、各企業は優勝を目指し綱を引きあった。
丸の内オフィス街に大歓声
会社のランチタイムに合わせた12時から開催され、会場には通りを埋めつくすほどの大勢の観客が詰めかけた。参加した企業はユニフォームや旗など自前の応援グッズを持ち寄り、勝敗がついた時には大歓声とため息が入り混じり、会社一丸となって挑んでいる様子が伺えた。ボルテージも最高潮となり迎えた決勝戦は史上3度の優勝を誇る強豪「ソニー生命」と「日本郵船・綱引き班」の一戦に。緊張に包まれる中、試合開始の合図がかかると、序盤は両者一歩も譲らない膠着状態だったが、ソニー生命がじわじわとリードを奪う。そのままソニー生命がおよそ25秒の攻防を制し4度目の優勝。高校野球さながら、人差し指を立ててチーム全員で喜びを分かち合った。
ラグビーレジェンドチームとは"12秒”で決着
優勝したソニー生命とラグビーレジェンドチームとのエキシビションマッチ。試合前、ラグビーレジェンドチームの元日本代表の真壁伸弥さんは「こっちもプライドあるので絶対勝ちます」と意気込みを語った。

両者真剣な表情で位置につき、試合開始の合図が鳴ると、ラグビーレジェンドチームはずるずるとソニー生命に引っ張られ、わずか12秒で決着。

チャンピオンのソニー生命に力の差を見せつけられた。田中史朗さんは「小学校以来の綱引きで楽しかった、(ソニー生命)ホンマに強かった、何も出来なかったです。ラグビー南アフリカ代表より強かったです。みなさん身体がとても大きいし、女性の方も凄く頑張っていて魅力的でした」と笑顔で語った。