本格的な夏山シーズンを前に、福島県の安達太良山では山開きが行われ、大勢の登山客が山頂を目指しました。

18日に山開きが行われた安達太良山。スキー場で行われた登山客の安全を祈る神事では、二本松市の三保恵一市長などが玉串を捧げるとともに、安達太良山観光大使のなすびさんが、「世界に誇れる山として、たくさんの方に来てもらえるよう盛り上げたい」と挨拶しました。登山のスタートとなる安達太良奥岳登山口には、朝からおよそ2100人の登山客が訪れました。
強風でロープウェイが一時運転を見合わせ、予定より1時間ほど遅れて登山口に到着した登山客は、早速、それぞれのペースで山を登りはじめ、残雪や自然を楽しみながら山頂を目指しました。
郡山市から来た親子「楽しい。風が本当に強くてあおられるなという感じがありました」
二本松市から来た親子「山頂まで行きたい」
しかし、多くの登山客が山頂の一歩手前で引き返すことに。ストックなどを使って頂上までたどり着いた人は…。
本宮市から来た夫婦「今年は雪が多いですね、いつもよりも。今回が一番大変だったような気もする。すごく風は吹いていたが、山頂は最高です」
東京から来た人「雪がきれいで、山頂はあまり景色が見られなかったが、良い経験になりました。また良い天気の時に登りに来たいと思う」
また、山頂で予定していたイベントは、強風のため中止となりました。二本松市では今年、去年とほぼ同じ10万人の入山者を見込んでいます。

その安達太良山、実はとても人気の山なんです。