8月の大雨で線路設備に甚大な被害を受けたJR五能線で、運休が続いている深浦(ふかうら)と秋田県の岩館(いわだて)の間が12月前半にも運転を再開する見通しとなりました。

JR東日本秋田支社は、現在運休となっている五能線の鰺ヶ沢と岩館の区間のうち、深浦と岩館の間について、12月前半の運転再開を目指すと発表しました。8月の大雨からの復旧工事が計画どおりに進んでいて、今後、進ちょく状況をみて試運転を行うということです。

五能線は、大雨によって線路設備約70か所に被害が確認されました。一方で鰺ヶ沢と深浦の間は、鰺ヶ沢駅から深浦側へ400メートルほどの所にある中村川にかかる橋が沈んで線路がゆがみ、復旧工事の着手までに時間を要しているため、運転再開の時期は見通せない状況です。