家庭菜園でミニトマトを栽培するご家庭も多いかと思います。甲府工業専攻科で、ミニトマトの生育状況のデータを取りながら甘くて収穫量が多い栽培方法を探るプロジェクトが始動しました。

甲府工業専攻科で公開されたエンジニア育成授業。
目的は糖度の高いミニトマトを多く収穫することです。
「弱っている状態だからこいつは間引いちゃったほうがいい」
「ここを間引いて別々にしてもいい」
「めちゃくちゃ作る。数いく、もう。数で勝負する」
創造工学科の23人の学生はバイオテクノロジーの専門家らにミニトマトは夜の気温が低いと花の数が増えることや、水は少なくても育つことを学び栽培方針を発表しました。
「わき芽一本だけ集中して育てて数作るのが戦略」
今回の研究では学生は5つのグループごとに鉢植えの「アイコ」という品種を育てます。
鉢の設置場所や水やりなどグループで栽培方法は異なり、葉の大きさや茎の太さなど様々なデータを記録し、糖度が高く収穫量が多くなる最適な栽培方法を検証します。
甲府工業専攻科の学生は:
「葉が多すぎると実に栄養がいかないと学んだので、どれだけ葉を取って実に栄養を与えるかを考えていきたい」
学生たちは今回の研究で得たミニトマト栽培の分析結果を地域農業の発展につなげることにしています。