佐々木夢夏アナウンサー「空には雲が広がっていて太陽はあまり見えませんが、じんわりと汗ばむ陽気です。そんなか、県総合農業センターでは田植えが行われました」

福島県郡山市の県農業総合センターで行われたのは、県オリジナル品種のコメの開発を目指した田植えです。植えるのは、コシヒカリや天のつぶなどすでに作付けされている品種や開発中の品種など全国各地から集められた研究で使われる苗、のべ120種類。種類が多く、機械が使えないため、すべて「手植え」で行います。

職員をはじめとする関係者およそ60人が帽子をかぶったり、水分をとったりと、暑さ対策をしながら一株ずつ丁寧に植えていました。

県農業総合センターでは、高温など環境の変化に強く、県内での栽培に適したオリジナル品種の開発を目指しています。

県農業総合センター 本馬昌直さん「暑い夏、温暖化に対応した暑さに強いコメを一日も早く出していきたい。安定生産につなげていきたい」

田植えは3日間かけて行われ、1ヘクタールに、合わせておよそ22万株が植えられるということです。