美しい色合いが特徴です。九谷焼作家、四代 德田八十吉さんの作品展が、香川県高松市の高松三越で開かれています。
赤のグラデーションが印象的です。四代 德田八十吉さんが自身の色として研究を重ねてきました。会場の高松三越には、花器や壺、香炉など色彩と光沢が美しい作品、100点以上が並んでいます。父であり人間国宝でもある先代から受け継いだ伝統を守りながら独自の道を追求しています。

近年は、艶を抑えた作品にも挑戦しています。一度光沢のある作品に仕上げたあと、さらに加工を施していて、独特の存在感を放っています。

(四代 德田八十吉さん)
「今年で九谷焼は誕生してから370年になるんですね。江戸時代から続く九谷焼の流れを汲んでいます。色と形、焼き物の世界を楽しんでいただきたい」
「四代 德田八十吉展」は今月20日まで、高松三越で開かれています。