15日から、福島県内で少し変わったパトカーがパトロールを行います。見た目は普通のパトカーと変わりませんが、何が違うのでしょうか。

14日、県警本部に登場したこのパトカー。普通のパトカーと何が違うのかというと…。

井上和樹アナウンサー「今学校のチャイム音のような音が聞こえました。どこから聞こえたかというと、このパトカーから流れているんです」

どこかもの悲し気なメロディ。パトロールの際などに、音楽を流して走行するということですが、それには、理由がありました。

県警本部 地域企画課・尾形和則調査官「一番の目的は警察の存在をいかに知らしめるかというところ」

スピーカーから流れているのは、鉄琴の一種、ビブラフォンの音です。この音は、街中でもほかの音と区別して聞き分けやすいとされていて、音でパトカーの存在を知らせることで事件や事故を減らす効果が期待されています。

県警本部 地域企画課・尾形和則調査官「この音を聞くことによって、パトロールしているんだなという風に安心していただければ幸い」

この音楽を流すパトカーは、15日から福島や郡山など、県内16の警察署で導入される予定です。