5月は自転車の安全な利用などを呼びかける「自転車月間」です。

これにあわせ、県警のバイシクルユニットと高校の自転車競技部の生徒たちが街頭で自転車の交通ルール徹底を呼びかけました。「ヘルメット着用お願いします」

呼びかけを行ったのは県警バイシクルユニットの隊員と松山学院高校自転車競技部の部員らあわせて26人です。

隊員や部員たちは松山市の天山交差点で自転車の利用者に対し、ビラを配ったり声かけをしたりして、自転車も車と同じ車両として交通ルールを守ることや、ヘルメットの着用などを呼びかけました。

(松山学院自転車競技部3年・玉井葵妃さん)
「私は車にひかれたことがあるが、ヘルメットが割れるくらいの強い衝撃だった。もしヘルメットをかぶっていなかったら今の私はいなかった。ヘルメットはちゃんとつけてほしい」

(愛媛県警交通部交通企画課・神野圭一課長補佐)
「自転車事故は交差点での事故が多いので、交差点ではしっかり一時停止をする。信号をしっかり守る。基本的なルールをしっかり守ってもらいたい」

配布されたビラには、携帯電話を使用しながらの運転など禁止事項が記されていて、自転車を運転する際の責任を自覚するよう促しています。

県警によりますと、今年に入ってから先月末までに県内で発生した自転車が絡む交通事故は123件で、自転車に乗っていた3人が亡くなっています。