建て替えが行われた福島県会津若松市の市役所は、7日から新庁舎で業務が始まりました。

会津若松市役所は、88年前に建てられた歴史的な価値がある旧館の壁を残し、3階建ての旧館の南側に、7階建ての新しい建物をつなげる形で新庁舎を完成させました。総事業費はおよそ103億円です。7日朝は開庁式が行われ、室井照平市長は幹部職員に「新しい庁舎で新しい市政をみなさんとともに作っていきたい」と呼びかけました。
室井市長「諸物価高騰の中で、どのようにして庁舎が出来上がるか私自身も大変不安でしたけれども、本当にいろいろな皆さんのご協力のおかげでこうしてきょうを迎えることができました」

それぞれの部署では連休中に仮庁舎から引っ越し作業が行われ、7日朝は、業務開始とともに市民が訪れ、窓口を利用していました。
市民の男性「スタッフ全員優しくて、年寄りには最高」
市民の男性「スムーズに手続きができればそれで十分です」
また、デジタルサービスを充実させ「スマートシティ」を掲げる会津若松市らしく、総合案内にAIを導入し、英語や中国語など5か国語に対応することが可能となりました。このほか、デジタル機器を使って書類を書かなくて済む窓口も設けました。会津若松市では、市民サービスの向上に努めることにしています。
