アメリカとイエメンの親イラン武装組織フーシ派が互いの攻撃を停止することで合意しました。

アメリカ トランプ大統領
「フーシ派はもう戦わないことを表明した。我々はそのことを尊重し、攻撃を停止する」

アメリカのトランプ大統領は6日、フーシ派が中東の紅海で行ってきた商船やアメリカ軍の艦船に対する攻撃を止める意向を示したと明らかにしました。その上で、「示された意向を受け入れ、アメリカ側もフーシ派に対する攻撃を直ちに停止する」と表明しました。

この動きについて中東オマーンの外相は、アメリカとフーシ派の停戦合意を仲介したことを明らかにしました。

今後、双方が紅海などで互いの船舶に対する攻撃を行わないことが決まったということで、「円滑な航行が確保される」としています。

一方、声明では、フーシ派が敵対視するイスラエルへの攻撃を継続するか否かについては触れられていません。

イスラエルメディアによりますと、イスラエル当局者は今回の停戦合意について「アメリカから事前に通知を受けていなかった。発表に驚いた」などと話していて、今後、イスラエルがどのような対応をとるのか注目されます。