中東イエメンの武装組織フーシ派がイスラエルの空港に向けてミサイルを発射し、4人がけがをしました。イスラエル側は報復を示唆するなど、緊張が高まっています。

イスラエル軍は4日、イエメンから発射されたミサイルがテルアビブの国際空港付近に着弾したと発表しました。

当局によりますと、これにより4人がけがをしたほか、航空便などの運航が一時停止したということです。

この攻撃について、イスラム組織ハマスに連帯を示す武装組織フーシ派が声明を出し、ミサイルの発射を認めたうえで今後も攻撃を続ける姿勢を示しました。

これに対して、イスラエルのカッツ国防相も声明を出し、「我々に危害を加えるものは、その7倍の被害をうけるだろう」などと報復を示唆していて、緊張が高まっています。

こうしたなか、ネタニヤフ首相も声明を出し、「フーシ派による攻撃はイランから発せられている」などとしてフーシ派を支援するイランを非難。

そのうえで「私たちが選んだ時と場所で反撃する」などと報復を示唆しました。