ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる和平交渉でアメリカ側との隔たりが伝えられるなか、ゼレンスキー大統領は「憲法違反には合意できない」と述べ、領土の譲歩には応じない考えを改めて示しました。
ゼレンスキー大統領は24日、大統領就任以来初めて南アフリカを訪問し、ラマポーザ大統領と会談。新興国の枠組み「BRICS」の一角として、ロシアとの良好な関係を維持する南アフリカに対し、支持を呼びかけたとみられています。
会談後の会見で和平交渉について問われたゼレンスキー氏は「価値観や憲法に反するものには合意できない」と述べ、トランプ政権から提示されたとみられるウクライナ南部・クリミアなどの領土割譲には応じない考えを改めて示しました。
また、ウクライナ側は「トランプ政権が提示した30日間の停戦案に同意している」と強調したうえで、同意していないロシアに対する圧力を強めるよう、アメリカ側に求めました。
ラマポーザ氏は会談に先立ち、トランプ氏と電話会談を行い、「戦争を早く終わらせるべきという点で一致した」と明かしました。
会見後、ゼレンスキー氏は24日未明のロシア軍によるキーウへのミサイル攻撃の対応にあたるため、急遽、滞在を切り上げ、帰国しました。
ウクライナ当局は、キーウへの攻撃でこれまでに12人が死亡、90人が負傷したと発表しています。
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