日本の外務省が中国への修学旅行に関して安全確認の注意喚起を始めたことに対し、中国外務省の報道官は日本側に「強烈な不満」と「断固たる反対」を表明しました。
日本の外務省は、中国各地で刃物で一般市民が襲われるなどの重大事件が発生しているとして、中国への修学旅行などを検討している学校関係者らに対し、安全情報を確認した上で渡航の是非を判断するよう、今月、ウェブサイトで注意喚起を始めました。
これに対し、中国は。
中国外務省 郭嘉昆 報道官
「日本側のいわゆる“安全注意喚起”は中国の安全リスクを悪意を持って誇張していて、政治的に操作する意図が明らかだ」
中国外務省の郭嘉昆報道官は22日の記者会見で、「中国は開放的で安全な国だ」と強調し、日本側に「強烈な不満」と「断固たる反対」を表明し、厳正な申し入れを行ったことを明らかにしました。
また、日本側に対し「誤った措置を直ちに是正し、中日間の人的交流に良好な雰囲気をつくり出すよう」求めました。
一方、在日中国大使館は17日、日本で無差別殺人事件や集団食中毒などが相次いでいるとして、日本を訪れる中国人に対し安全対策の強化をウェブサイト上で呼びかけました。
郭報道官は、この点について「日本には安全リスクに関する報道が多く存在する」として、「中国政府には日本に滞在する中国人に安全への注意喚起をする責任と義務がある」と主張しています。
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