福島県白河市では、18日から、大相撲・芝田山部屋と常盤山部屋の合同合宿が始まりました。訪れた人たちは、稽古の迫力と、子どもたちのかわいらしい相撲に見入っていました。
見ごろを迎えた白河関の森公園のサクラ。青空の下で泳ぐ鯉のぼりのそばでは…。
浦部智弘アナウンサー「いま、力士たちによる激しいぶつかり稽古が行われていて、大きい音が響きます」
白河市の相撲道場で始まった大相撲・芝田山部屋と常盤山部屋の合同合宿。元横綱の芝田山親方や錦国、貴健斗など、7人の力士が参加しました。18日の公開稽古では「四股踏み」や「すり足」などが行われ、50人近くの見物客が見守りました。
市内の30代主婦「やっぱり稽古すごく迫力がありました。みなさん体も柔らかいですし、これからどんどん上に上がっていくのが楽しみです」
栃木県の70代男性「迫力がバシンッと、音がすごいです。息が上がるくらい練習しているのを見てすごいなと思いました。思っていたよりもすごかったです」
これは、公開稽古などを通じて地域活性化を図ろうと、地元の実行委員が企画したもので、市内で合同合宿が行われるのは初めてです。18日は、西郷幼稚園から40人の園児たちも見学に訪れ、力士たちと相撲をとりました。

園児「(相撲で)勝った。強かった」
浦部アナ「相撲と言えばちゃんこ鍋!力士たちが普段食べている本ちゃんこ鍋が無料で提供されています」
朝稽古が終わると、18日と19日の2日間は、100人限定で来場者にちゃんこ鍋が振る舞われます。
棚倉町の男性「なかなかいい出汁がきいていて、うまいっすね。あれだけの巨体を維持するためにはこれは必要ですね」
芝田山親方「ここは環境が良い所ですし、こんなに立派な稽古場があると初めて知りました。(合同合宿に)たくさんの人に来ていただいて、身近に大相撲を感じていただければと思う」
合同合宿は、20日まで行われ、19日は3人の親方によるトークイベントなどを予定しています。