2024年6月に営業を停止した雫石町の温泉旅館「長栄館」の土地と建物を東京の投資会社が取得したことが分かりました。
改装工事を経て2026年夏のオープンを目指します。

17日は東京の投資会社「NBIホールディングス」の金谷隆行社長らが岩手県庁で会見を開き、長栄館の財産を管理する清算人との間で源泉を含む長栄館の土地およそ7千平方メートルと地上10階建ての建物の売買契約が締結されたと発表しました。
金額は明らかにされていません。

NBIホールディングスは総合リゾート会社の星野リゾートで投資先の選定や資金調達を手がけてきた、元取締役の金谷隆行氏が2024年8月に設立した投資会社です。
1952年創業の長栄館は利用客の減少などにより、2024年6月に営業を停止していました。

金谷社長は星野リゾートでの経験から、再生は十分可能と見ています。