2021年8月、青森県八戸沖で外国船籍の貨物船が座礁し、船体の一部がいまも沈んだままとなっています。その引き揚げ作業にあたる大型のクレーン船が現場海域に到着、船体の完全撤去に向けてようやく動きが本格化します。

撤去作業にあたる大型クレーン船=海翔は、横須賀港から23日、八戸沖の現場海域に到着しました。2021年8月、パナマ船籍の貨物船=「CRIMSON(くりむぞん)PORALIS(ぽらりす)」が八戸沖で座礁し、船首部分の引き揚げは完了していますが、船尾部分が現場海域に残ったままです。10月に入り、これまで海面上から出ていた船尾の一部が確認できなくなっていて、沈み込みが進んでいると見られています。船主側の代理人によりますと、クレーン船は25日にも八戸港に入港し、最も重量のある機関部を吊り上げるための準備に入るということです。