香川県高松市で地域密着型のタクシー配車アプリ「香川Taxi」の本格運用が始まりました。タクシーの効率的な配車と利用者の利便性の向上が期待できるということです。

タクシー配車アプリ「香川Taxi」です。高松タクシー協会が国や高松市の支援を受け、コロナ禍以後続くタクシー不足に対応しようと去年11月から実証運行を行ってきました。
利用者がアプリを使って、今いる場所から行き先を選択すると、高松市内23の事業者の約250台のタクシーから近くにいるタクシーを呼ぶことができます。
(電脳交通(クラウド配車システム)近藤洋祐社長)
「事業者間連携というのを強めていく機能がたくさん備えつけられているので、タクシー事業者の経営効率が高まることにつながる」
共同配車により、事業者は空車を減らすことができます。また、利用者は土地勘のない場所でも簡単にタクシーを呼べるなどのメリットがあるといいます。

(高松市交通政策課 吉峰秀樹課長)
「市民や観光客のみなさまにとって便利なサービスを提供していただけるものになっていると」
(高松タクシー協会 川崎武文会長)
「簡単にタクシーを呼べる、簡単に移動できるという身近な存在のアプリにしていけるようしっかりPRを進めていきたい」
高松タクシー協会では、「香川Taxi」を将来的には香川県全域で使えるようにしていきたいとしています。