児童福祉の分野で功績のあった個人や団体に贈られる「石井十次賞」に今年は、東京都の社会福祉法人「子供の家」が選ばれ、宮崎県高鍋町で贈呈式がありました。
この賞は、高鍋町出身で日本の児童福祉事業の先駆者として知られる孤児の父、石井十次の精神を受け継ごうと、毎年、贈られているものです。
今年の石井十次賞には、東京都の社会福祉法人「子供の家」が選ばれ、15日の贈呈式では「子供の家」の江川修己理事長に表彰状や盾などが贈られました。
「子供の家」は、1949年、戦争孤児を預かる事業を始まりに、全国で先駆けて少人数グループの養護を開始したり、児童養護施設の退所後、自立を支援する施設を設立したりするなど、多くの人に寄り添った活動が評価されました。
(社会福祉法人子供の家 江川修己理事長)
「青少年たちに、住まいとおいしいごはんを提供するという形の新しい福祉のスタイルを作っていくということに、大いにこの賞をきっかけにやっていきたい」
また、15日は石井十次の生誕記念式典も行われ、参加者たちは先人の偉業を称えていました。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









