原子力災害の発生時に、早期の避難が難しい人が一時的に退避できる専用の施設が、青森県東通村に完成しました。

東通村老部地区に完成した放射線防護対策施設は、4月から運用が始まりました。放射性物質の流入を防ぐエアロック室や、避難室などが設けられています。

14日は関係者を招いたお披露目式のあと、地区の住民たちが施設を訪れ、設備を確認していました。

東通村民は
「こんなに大きな広場があると思わなかった。素晴らしい建物だ」

東通村 畑中稔朗 村長
「日常の生活のなかにおいて、非常時ということはなかなか想定しがたいが、施設の存在によって地域の方々が安心できれば、それ以上のことはないと思っています」

村によりますと、老部地区は、PAZ=原子力施設からおおむね5km圏内にあり、早期の避難が難しい「要配慮者」が約30人いますが、完成した施設では、その全員を受け入れることができるということです。

放射線の防護を目的とした施設の完成は、県内で初めてとなります。