去年12月、福岡県北九州市のファストフード店で、中学生2人が刃物で殺傷された事件で、逮捕された平原政徳容疑者(44)の刑事責任能力を調べるために実施されていた3か月間の精神鑑定が14日終了しました。

去年12月北九州市小倉南区のファストフード店で、中学3年の男女2人が刃物で殺傷された事件をめぐっては、警察が近くに住む平原政徳容疑者(44)を殺人などの疑いで逮捕しました。

検察は平原容疑者の刑事責任能力を調べるため、専門家が精神鑑定を行う鑑定留置を今年1月16日に開始。

4月14日、3か月間の精神鑑定が終了し、平原容疑者が福岡県警・小倉南署に入りました。

警察や関係者によりますと、平原容疑者はこれまでの警察の取り調べに対し、男女2人を刺した行為は認めているものの、殺意については否認しています。

警察は取り調べなど捜査を再開し、動機や当時の状況について詳しく調べる方針です。

検察は警察の捜査や鑑定結果などを踏まえて起訴するかどうか判断する方針です。