高値が続くコメについて、江藤農林水産大臣は3回目の備蓄米放出を再来週に実施すると明らかにしました。さらに、夏まで毎月、放出を続ける方針です。

江藤拓 農林水産大臣
「上昇したコメの価格を落ち着かせるため、この夏の端境期まで切れ目なく政府備蓄米が供給されるよう、夏まで毎月、政府備蓄米の売渡を実施する。4・5・6・7、7月まで4回やることになるのかなと」

石破総理との会談後、江藤農水大臣はこのように述べ、今年の新米が出る夏まで毎月、備蓄米を放出することを明らかにしました。その上で、10万トンを対象に3回目となる備蓄米の放出を再来週に実施するほか、必要であればさらなる対応を検討する考えも示しました。

備蓄米は、すでに2回にわたってあわせて21万トン放出され、先月下旬から店頭での販売が始まっています。ただ、値上がりは止まらず、スーパーでのコメの平均価格は5キロあたり4206円と、13週連続で値上がりしています。