福岡市市内3つの保育施設で感染性胃腸炎による集団感染が発生しました。3つの保育施設とも園児や職員からノロウイルスが検出されています。

福岡市によりますと東区の保育施設で4月1日から6日までに0歳から5歳までの園児13人と30代の職員1人の計14人がおう吐や下痢などの症状を訴えました。このうち1歳の女の子2人から、ノロウイルスが検出されています。

東区の別の保育施設でも3月31日から4月6日までに2歳から5歳までの園児11人と30代の職員1人の計12人が症状を訴え、5歳の男の子2人と職員1人からノロウイルスが検出されたということです。

また、中央区の保育施設でも3月18日から4月5日までに0歳から5歳までの園児14人と50代の職員1人の計15人が症状を訴え、1歳の男の子2人からノロウイルスが検出されています。

3つの保育施設で発症した計41人の中に重症者はおらず全員快方に向かっているということです。

保健所は、「調理をする時、トイレの後や食事の前には手洗いを徹底してほしい」などと呼びかけています。