新潟県新発田市で8日、3つの学校が統合して新たに生まれた小学校の開校式が行なわれました。全校生徒275名で、新たな歴史を刻みます。

【紫雲寺小学校 鈴木真史校長】
「“新しい”紫雲寺小学校の始まりをここに宣言して、校長の挨拶といたします…」

8日に開校式を迎えたのは、新発田市の紫雲寺小学校・米子小学校・藤塚小学校の3校統合で誕生した、“新たな”紫雲寺小学校です。

3校は児童数の減少でそれぞれ各学年1クラスとなり、2つ以上の学年を1つの学級にまとめる『複式学級』の見込みがでてきたため、統合を決めました。

校舎は従来の紫雲寺小の建物を使い、各学年2クラスずつの全校児童275人で新たなスタートを切りました。

地域住民による公募で決まった新しい校歌は、各学校で子どもたちが前の年から練習していたそうです。

【新6年生】
「統合して新しくなったし友達も増えたので、今、新しい小学校がまたスタートしたんだなっていう気持ち」

「ちょっと不安だけど、楽しみなこともあります。修学旅行とかの行事も人数が少ないなりに楽しみだったけど、多くなってまた違うこともあるのが楽しみ」

開校式の後には『入学式』も行われました。

新たな紫雲寺小学校として初めて迎える新1年生たちも、初めての小学校生活に期待を膨らませています。

「同じ保育園!6人一緒、同じ保育園」

同じ保育園だったという6人が小学校で頑張りたいことは…?

「工作」

「アイスを作りたい」
「プールで水中に顔を潜らせないから、顔もぐしたい」

― 友達何人作りたい?
「16人くらい!」

【保護者】
「今まで友達がすごく少なかったので、友達をたくさん作ってほしいと思います」

「友達がいっぱいできる可能性があるという、世界が広がるというか、楽しみというか…。いっぱい成長できると思うので期待しています」

1883年に創設されて以来140年以上の歴史を持つ紫雲寺小学校に、きょう“新たな1ページ”が刻まれました。