JR西日本は、岡山と出雲市とを結ぶ特急「やくも」の新型車両のデザインを発表しました。

デザインコンセプトは外観が「沿線の風景に響き自然に映える車体」として、ボディはブロンズ色を基調としています。

またインテリアのコンセプトは、「山陰の我が家のようにくつろげる温もりのある車内」としています。

シートは、グリーン車は富と長寿の象徴とされる亀の甲羅をイメージした「積石亀甲」の模様が、普通車は沿線をイメージした緑色をベースに、古来から人を守る魔よけの意味もあると言われる「麻の葉」の模様があしらわれています。

また沿線の車窓を楽しめるようにと、窓は大きくし、向かい合わせのイスをフラットにすることもできる「グループ向け座席」も設けるということです。

このほか、揺れを少なくし乗り心地を向上させるための「車上型の制御付自然振り子方式」を採用した「やくも」の新型車両は、2024年春以降に運用を開始する予定で、4両×11編成の44両が投入されます。