中国軍を指揮する最高決定機関である中央軍事委員会ナンバー3の何衛東副主席が失脚したと、アメリカのメディアが報道しました。
アメリカの保守系メディア「ワシントン・タイムズ」は複数のアメリカ政府関係者の話として、中央軍事委員会の何衛東副主席が失脚したと報道しました。
台湾の中央通信社によりますと、27日、中国国防省の定例会見で失脚について質問された報道官は「情報はなく承知していない」と答えたということです。
何氏は今月11日に行われた全国人民代表大会の閉幕式に出席しましたが、その後の動静について中国メディアは報道していません。
台湾を管轄する中国軍東部戦区の司令官を務めた何氏は、2022年に中央軍事委員会の副主席に就任しました。
党の幹部ではなかったにもかかわらず、いきなり軍のナンバー3にのぼりつめたことから、当時、大抜擢とも評されていました。
ここ数年、中国軍の大規模な汚職が問題となっていて、去年11月には中央軍事委員会の苗華政治工作部主任が「重大な規律違反」で調査を受けていると発表されました。
ワシントン・タイムズは失脚の理由について「習近平国家主席への政治的な支持が十分ではなかったという疑いをもたれている」としています。
ただ、去年11月、イギリスのフィナンシャル・タイムズが董軍国防相が汚職の疑いで調査されていると報じたものの、その後、董軍国防相は表舞台に出てきており、今回の報道の真偽について、まだ確たることはわかっていません。
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