熊本県苓北町(れいほくまち)の窯元では、来年の干支「卯」の置物作りが始まっています。

苓北町の窯元では、石膏で作った型枠に水で溶いた天草陶石の液をゆっくりと流し込む「いこみ成形」という方法で干支の置物を作っています。

流し込んで1時間ほどしてから枠を取り外すと、来年の干支である「卯」(うさぎ)が姿を見せます。
乾燥させた後に専用の道具で表面をきれいに削ると、なめらかで丸みを帯びた可愛らしい形が出来上がります。

そして1つ1つ手書きで顔や模様をつけ本焼きすると、白磁の干支が完成します。

内田皿山焼 窯元 木山 健太郎さん
「手書きだけに顔や表情が違いますので、目の強さとか可愛らしさを含めて手に取ってゆっくり見て頂けたなと思います」

この窯元では、年末までに3000個の置物を作る予定です。
