山口県の指定無形文化財「鷺流狂言」の保持者に認定された米本太郎さんに、村岡嗣政・山口県知事から認定書が手渡されました。

鷺流狂言は明治期に家元が途絶え、以降は、有志によって伝えられ1967年に県無形文化財に指定されています。

米本さんは3歳のときに山口鷺流狂言保存会に入り、7歳で初舞台を踏みました。

東京藝術大学邦楽科に進み能楽を学んで2016年には県芸術文化振興奨励賞を受賞しています。

芸歴40年という舞台経験の豊富さと子ども狂言教室を主催するなど担い手の育成に取り組んでいる点が評価されました。

米本太郎さん
「まさに重たい責任を背負ったなということで両肩にしっかりと今感じております。鷺流狂言を次に受け渡すっていう役割を背負えるように今までの経験を生かしていこうと思っています」

村岡嗣政・山口県知事は「山口の魅力としてこれからも鷺流狂言を維持し発展させてほしい」と述べました。

鷺流狂言の保持者に認定されたのは米本さんで8人目です。