仙台管区気象台は21日、「岩手山 火山の状況に関する解説情報 第12号」を発表しました。
これによりますと、
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月14日から21日15時までの岩手山の火山活動状況についてお知らせします。西岩手山の想定火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石に警戒してください。
岩手山周辺では、2024年2月頃から山体の深いところの膨張を示す地殻変動が観測されています。黒倉山山頂の南南西約5㎞に設置されているひずみ計で2025年3月18日頃から変化量が増加していますがその他の地殻変動データに特段の変化は観測されていません。
また、岩手山山頂付近の火山性地震は、2月14日以降は少ない状態で経過しており、今期間は観測されていませんが、3月19日頃からは黒倉山付近で発生している微小な火山性地震の発生頻度がやや高まっています。
引き続き、西岩手山(大地獄谷・黒倉山から姥倉山)の想定火口から概ね2㎞の範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
西岩手山の想定火口から概ね2㎞の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また、噴火時には火口の風下側では火山灰や小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
とのことです。
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