中国への輸出用牛肉を加工するアメリカ国内の数百か所の施設で、中国政府が輸出に必要な登録を更新していないことがわかりました。アメリカの関税引き上げに対する報復措置の可能性があります。
ロイター通信によりますと、アメリカ国内にある中国への輸出用食肉加工施設1000か所以上の登録が今月16日付で失効しました。
その後、豚肉や鶏肉を加工する数百か所の施設は、2030年までの登録が認められましたが、牛肉を加工する数百か所の施設は中国の税関総署のホームページに「期限切れ」と表示され、中国への輸出に必要な登録が更新されていない状態となっています。
中国政府は、国内で商品を販売する外国の食品輸出業者に税関への登録を義務付けていて、今回の件はアメリカのトランプ政権による関税引き上げへの報復措置の可能性があります。
また、中国政府はアメリカによる関税引き上げへの対抗策として、10日からアメリカ産の農水産物などに最大15%の関税を上乗せしていて、牛肉や鶏肉、豚肉も対象となっています。
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線
