アメリカのトランプ政権は、戦時下の法律を使った犯罪組織メンバーの国外追放をめぐり裁判所の差し止め命令に応じなかったことについて、「すでに飛行機はアメリカを出発していた」と主張しました。
ホワイトハウス レビット報道官
「トランプ政権は敵性外国人法で大統領に与えられている憲法上の権限の範囲内で行動しました」
ホワイトハウスのレビット報道官は17日、戦時下の法律・敵性外国人法を適用してベネズエラの犯罪組織のメンバー数百人を国外追放したことについて、「大統領に与えらえた権限の範囲内だ」と主張しました。
裁判所がメンバーを乗せた飛行機をアメリカに戻すように命じたものの、応じなかったことについて問われると、「裁判官の文書での命令の前に飛行機はアメリカを出発した」と説明。「法廷で政府の正当性を主張する」としています。
また、レビット報道官は、追放された犯罪組織メンバーの収監を受け入れたエルサルバドル政府に対して、600万ドル=およそ9億円を費用として支払ったことを明らかにした上で、「アメリカでの収監にかかる国民負担に比べて、ごくわずかなものだ」と話しました。
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線
