コメ袋に「AirTag」
犯人逮捕のきっかけの1つとなった被害農家の“行動”

今回、大矢容疑者が逮捕されるきっかけの1つになったのは、被害にあった農家のある行動にありました。それは、盗まれるであろうコメ袋に位置情報を把握できる機器「AirTag(エアタグ)」を入れたことでした。

須崎 蓮 記者
「こちらの倉庫では、1袋30kgのコメ二十数袋が、このあたりの高さまで積まれていました。その半分10袋ほどがなくなり、被害に気づいたということです」

今回、大矢容疑者が盗んでいたとされる青森市の農家の倉庫です。

被害にあった農家によりますと、2月27日と28日に、それぞれ1袋に30kg入ったコメ袋が10袋ほどなくなっているのに気がつき、警察に被害届を出しました。

そして、農家は犯人を捕まえるために倉庫に保管するコメ袋に、位置情報を把握できる機器を入れたうえで、あえて倉庫に鍵はかけなかったということです。

その後、3月2日には位置情報がわかる機器が入ったコメ袋2袋が盗まれました。

今回、警察はその位置情報などをもとに大矢容疑者を割り出したことなどから、逮捕にいたりました。