盛岡市で日本語を学んだ留学生の卒業式が行われ、卒業生たちは晴れやかな民族衣装で旅立ちの日を迎えました。

13日卒業したのはMCL盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校、日本語学科の53人です。留学生たちは1年半から2年の間、慣れない異国での生活やアルバイトと両立しながら日本語を学びました。
気候の異なる地域での生活は、留学生たちにとって困難なことの一つだったといいます。

(答辞 ミャンマー出身 エー ティリ モンさん)
「自転車で転んで大けがをし、盛岡の冬の恐ろしさを実感しました。これからもともに成長し次の美しい春を目指してがんばりましょう」

式にはそれぞれの国の民族衣装を着て参加する生徒も多く、フィリピン出身のデルロサリオグレイデルケイパラプスさんも特別な日に着るという民族衣装フィリピニャーナを着て式に臨みました。

(フィリピン出身 デル ロサリオ グレイデル ケイ パラプスさん)
「うれしいですが、ちょっと悲しい、みんなと離れるから。(これから)介護の専門学校に入って終わったら日本で働く」

卒業した中には日本語能力試験の最高レベルN1を取得した人もいて、多くの卒業生たちは国内の大学へ進学したり、企業へ就職したりするということです。