リニア中央新幹線の工事を巡る静岡県の専門部会が3月11日、県庁で開かれ、JR東海が示した県境から300メートル以内で先進坑の掘削をする際のリスク管理の方法について容認しました。
今回の専門部会では、大井川の水資源に関して重点的に議論しました。
JR東海は、本坑の前に地質や湧水を調査するための先進坑について、県境から300メートル以内を掘削する際のリスクの管理方法を説明しました。
JR東海は、湧水の管理について、1メートルあたり毎秒8リットルを超えた場合、湧水量を確認する頻度を増やし結果を県などに報告するとしています。
<地質構造・水資源部会専門部会 森下祐一部会長>
「提示された湧水管理やモニタリングが確実に行われることで、一定のリスク管理がなされるものと技術的な観点から確認できたためJR東海の計画を了解します」
JR東海は、先進坑を県境から60メートル付近で一旦止めて、ボーリング調査を再開する方針です。
一方、森貴志副知事は、田代ダムの取水抑制が一定期間できない場合の対応などについて、流域の自治体などでつくる大井川利水関係協議会の了解を得るようJR東海に求めました。
専門部会では、水資源に関す6項目の課題うち4項目の対話が完了し、モニタリング計画などの2項目は対話を続けることが決まりました。
専門部会の会合の後、森下祐一部会長は、「解決策も出てきて、今ようやくかなりまとまってきたなと思う。本当に建設的な方向で案が練られている」と話しました。
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