このうち42棟が被害に遭った三陸町綾里の港地域。
東川剛さんは家族5人で暮らしていた家が全焼しました。

(東川剛さん)
「正直なところ、心のどこかで燃えないっていうのがあった分、やっぱりショックは大きいですね」

今は親戚が所有する空き家に身を寄せていますが、今後のことは何も決まっていないといいます。
(東川剛さん)
「亡くなった義父ががんばって建てた家で土地ですからここに再建したいと思っています」
(被災した母娘は)
「家の柱には私の身長が歴代書かれてあって弟と。そういうものも
ないだろうな」
「ここの綾里の港が好きなので、戻ってきたいと思いながらがんばりたい私も」
こうした状況を受け、市は一刻も早い山林火災の鎮火とともに、住民や事業者への支援を急ぐ考えです。
(大船渡市 渕上清市長)
「暮らしを守る上では生活の拠点となる住まいの確保が確保急がれる。もう1つは地域の企業・産業を守ること」

全ての避難指示が解除され、被害の状況が徐々に明らかになる中、被災した住民のための応急仮設住宅の建設に向けて、県と調整を進めています。

14日には住民からのり災証明書の申請受け付けを開始します。