アメリカのトランプ大統領はメキシコとカナダに課した25%の関税をめぐり、およそ1か月間、幅広い品目を対象外とすることを決めました。

トランプ大統領はメキシコとカナダに課した25%の関税をめぐり、貿易協定のUSMCA=アメリカ・メキシコ・カナダ協定に適合した輸入品については、来月2日まで関税の対象外とすることを決めました。

アメリカ政府高官によりますと、この決定でメキシコからの輸入品の50%、カナダからの輸入品の38%が関税の対象外になると推定されるということです。

トランプ政権は4日に両国への関税を発動したばかりですが、5日には「自動車への適用を1か月間猶予する」と発表していて、適用除外とされる品目を拡大した形です。