韓国軍の戦闘機がアメリカ軍との訓練中に、集落に爆弾を誤って投下し、15人が重軽傷を負いました。

ソウル郊外・抱川市にある集落で防犯カメラが捉えた映像。急に大きな爆発が起き、植えられていた木が吹き飛びます。

爆発により映像に写っていた教会は屋根や壁が崩れてしまったほか、周囲の住宅では、衝撃で家財道具が散乱し、トイレも壊れました。

この爆発について、韓国空軍は午前10時ごろ、KF-16戦闘機から正常でない形で8発の爆弾が投下されたと発表しました。

投下された爆弾は1発あたりの殺傷範囲がサッカー場ひとつ分に及ぶということで消防によりますと、この事故で15人が重軽傷を負いました。

爆弾を誤って投下した戦闘機は、集落からおよそ10キロ離れた場所で行われていたアメリカ軍と韓国軍の合同訓練に参加していました。

目撃者
「爆弾がトラックの前に落ちた。運転手が排水路に落ちて、救急車が来て救助した」

記者
「爆弾が落ちた衝撃で、建物の窓ガラスが割れてしまっています」

被害は爆弾が落ちた地点から少し離れた場所でも出ています。この建物にいた人は…

建物にいた人
「急にゴロゴロと音がして、それがさらに大きくなった。何か戦争が起きたのかと思って驚いた」

韓国空軍は「民間の被害が出たのは申し訳ない」と謝罪し、事故対策委員会を立ち上げ、原因を調べると説明しています。

地元の市長は十分な安全対策が講じられるまで訓練を全面的に中止するよう求めました。