岩手県は3月5日、奥州保健所管内で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。感染者は計19人で、重症者はなく症状のある人はいずれも回復傾向にあります。

県によりますと、奥州保健所管内の教育・保育施設(園児118人、職員32人)では、2月22日から3月5日にかけて園児17人と職員2人に嘔吐や下痢、発熱などの症状が出ました。調査の結果、症状のあった3人からノロウイルスが検出されたということです。

保健所は食事を原因とする食中毒ではないとしていて、施設に対して手洗いや適切な消毒方法などの二次感染対策を指導しています。

2024年度に岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は68件となりました。