JR四国は鉄道事業以外での最大限の収益拡大を目指しています。香川県高松市西宝町の自社の土地に、学生会館や高齢者住宅などを一体的に建設することを明らかにしました。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「たくさんの人にここで生活してもらえるような場所になることを期待している」
新たに開発されるのは高松市西宝町にあるJR四国が所有する旧研修センター跡地、約1万㎡です。JR昭和町駅や香川大学が近い利便性が高い地域で、学生専用の食事つき賃貸マンション、サービス付き高齢者向け住宅、一般向け賃貸住宅3棟をJR四国が建設し、運営会社に一括賃貸します。来年度末までに完成予定で、幅広い世代のあわせて300人以上の入居が想定されています。

(JR四国 四之宮和幸社長)
「定住人口の増加にもつながる可能性もありますし、鉄道の利用者も増えてくるというような相乗効果も期待できることなので、鉄道事業者としては不動産事業は親密性が高い重要な事業ととらえています」
JR四国は、これまでの不動産事業で蓄積した知見を活かし、今後は新たな土地の入札にも参加していきたいとしています。