熊本市は、下水道管の点検や整備について、市独自のマニュアルを作成する考えを示しました。
※2025年2月27日放送

これは2月27日の市議会一般質問で明らかになったものです。

下水道点検の様子

熊本市では、約2800㎞ある下水道管のうち約230㎞が50年の耐用年数を超えています。

熊本市は埼玉県八潮市の陥没事故などを受けて、3月末まで重点点検を実施しています。

この結果を踏まえて、従来は国の指針に基づいて行っていた点検や整備について、大西市長は市独自のマニュアルを新たに作成する考えを示しました。

熊本市 大西一史市長

熊本市 大西一史市長「従事するすべての職員が統一的な判断をできることが重要で、今後、新たな知見や技術を取り入れた市独自の点検整備マニュアルの作成と職員の育成に取り組む」

熊本市電でも独自のマニュアルを

また、同じく老朽化が指摘されている熊本市電のレールについても、独自の点検・整備マニュアルを作るということです。

熊本市電では全長約12㎞のうち、約4割が更新時期の30年超えています。

熊本市交通局ではこれまで、レール幅の基準を定めた「心得」はありましたが、新たなマニュアルでは、点検や整備の具体的な手順を記す方針です。