岩手県は26日、中部保健所管内と一関保健所管内の2つの教育・保育施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。計48人に症状があり、このうち2人が入院しましたが、いずれも回復傾向にあるということです。

県によりますと、中部保健所管内の園児112人と職員29人が在籍する教育・保育施設で、2月10日から22日にかけて園児15人と職員2人の計17人に嘔吐や下痢などの症状がありました。うち1人が入院しました。検査の結果、症状のあった6人からノロウイルスが検出されました。
また、一関保健所管内の園児150人と職員38人が在籍する教育・保育施設で、2月16日から22日にかけて園児29人と職員2人の計31人に嘔吐や下痢などの症状がありました。うち1人が入院しました。検査の結果、症状のあった4人からノロウイルスが検出されました。
入院を含めて症状のあった人はいずれも回復傾向にあるということです。
今年度の感染性胃腸炎の集団発生は岩手県内で延べ57件となりました。去年の同じ時期は71件でした。