宮崎県延岡市の城山公園ではヤブツバキの花が見ごろを迎えています。
徐々に暖かくなってお出かけしやすくなってきましたが、今週末にかけて花粉症の人は注意が必要です。

延岡市の城山公園は、ヤブツバキの日本三大群落地のひとつで、およそ5万平方メートルの敷地に108種・およそ3300本が自生しています。

ヤブツバキは赤やピンク、白などの可憐な花が咲いて見頃を迎えていて、花の周りでは小鳥が蜜を求めて飛び交っていました。

県内の26日の最高気温は、美郷町神門で18.6℃、宮崎空港で18.1℃などと、日中はお花見をする頃の陽気となったところもありました。

(市内からの来園者)
「少し暖かくなるというので、ツバキとか咲いているかなと思って来てみました」

(北九州からの観光客)
「この間より気温が上がってきたので厚着で来ましたけど、今、薄っすら汗をかいている様な感じです、ツバキもキレイでした」

今週末にかけてさらに気温が上がる予想となっている県内。それに伴い花粉の飛散量も増える見込みです。

(野田俊一郎 気象予報士)
「2月が寒かったので、本格的な飛び出しが予想より遅れているというところがある。多くなるはずのものが、まだ飛ばずに木に残っている状況なので、このあと、花粉が多くなる条件がそろった時が一気に増える可能性がある。特に、雨上がりになりそうな土曜日で気温も結構高くなりそうなので、土曜日の飛散はこわいなと」

野田気象予報士はマスク着用など対策を呼びかけます。

(野田俊一郎 気象予報士)
「毎日、この先は対策が必要な日々と思って、外に出るときはマスクとか、玄関先でしっかりと花粉を落としてから入るとか、すべすべつるつるしている服装を選んで、花粉を家に持ち込まないような対策が必要になるかなと思う」