四国遍路の世界遺産登録への機運を盛り上げようと、遍路道を歩くウォークイベントが行われ、四国4県でおよそ1万人が参加しました。

四国遍路1200キロを約10キロごとの105区間に分けて歩いて点検する「おもてなし遍路道ウォーク」です。

このうち八栗登山口駅前からは400人が出発。参加者は危険な箇所や設備の不備がないかなどを点検しながら八栗寺と志度寺を目指して歩きました。

世界遺産登録を巡っては、国が推薦候補の暫定リスト見直しを進めていて、イベントは四国遍路の候補入りを後押しする狙いもあります。

(池田豊人香川県知事)
「今年のどこかの時期で(暫定リストが)まとまるという話もあるのでそれにはぜひこの四国遍路を入れてもらうように強く今働きかけています」

主催したNPO法人ではこうした活動を世界遺産の登録につなげたい考えです。