阿蘇地方で春の訪れを告げる野焼きが阿蘇山麓一帯で行われています。
阿蘇地方の野焼きは、古い草を焼いて芽吹きをよくするのが目的で、草原を維持するために欠かせない作業です。
きょう(2月23日)の野焼きは、阿蘇山麓一帯の13牧野、約2800ヘクタールで行われ、草原に火が入ると、大きな炎が上がり瞬く間に草原を黒く焦がしていきました。
野焼き支援ボランティア「炎が間近で見てみないとこの臨場感は分からないですね。(阿蘇の草原は)熊本の宝なので守れる人が守っていかないとと思ってます」
来月2日には、阿蘇の北外輪山一帯、約7000ヘクタールを焼く最大規模の一斉野焼きが予定されていて、通行止めなどの交通規制が行われます。
阿蘇地方の野焼きは、4月上旬ごろまであわせて約1万6000ヘクタールで行われ、野焼きを終えた草原は、2か月ほどで緑の草原へと衣替えします。














