熊本市議会は2月21日、総額約101億円の今年度(2024年度)の一般会計補正予算案を可決しました。これによって、熊本市電延伸の実施設計が正式に延期することになります。

可決した総額約101億円の一般会計補正予算案には、町内自治会などに防犯カメラの設置を支援するための経費として約6000万円、子宮頸がん予防接種経費に約3億8600万円などが盛り込まれています。

一方、この予算案には、2024年に可決している市電延伸の実施設計費約4億2000万円の減額も含まれていて、2月21日の可決を受け、実施設計の着手を延期することが正式に決定しました。

大西市長は、市電の運行トラブルが相次いで発生したことから安全確保に最優先に取り組むとして、1月に延伸計画の見直しを表明していました。