日本人を含む外国人が監禁されているとみられるミャンマー国境地帯の特殊詐欺拠点。JNNは現地で、日本人がいる可能性がある拠点のひとつを突き止めました。
ミャンマーの国境周辺に点在しているという、中国系犯罪集団の拠点。多くの外国人が監禁され、詐欺を強要されているといいます。
タイ警察によると、その数1万人以上。日本人も20人以上いるとみられ、先月以降、日本の男子高校生2人が保護されました。
犯罪集団の拠点のひとつとされる場所に向かいました。
記者
「向こう側に派手なネオンの建物がありまして、ひとつの都市が作られているような感じです」
ミャンマー東部の国境地帯。ネオンが輝く建物が建ち並んでいます。
カメラマン
「なんかパソコンいじってます。中で」
ここは中国系の犯罪集団が外国人を拘束し、詐欺を強要している拠点のひとつとされる場所です。
また、別の拠点とみられる場所では…。
記者
「武装組織の戦闘員とみられる人の姿も見えます」
撮影を続けていると…。
スタッフ
「その木の後ろにスナイパー」
記者
「離れましょうか。危険かもしれないので」
なぜ、ミャンマーの国境地帯に詐欺拠点が集まっているのか。背景にあるのは、4年前、軍が起こしたクーデターです。
ミャンマー軍と民主化を求める抵抗勢力などが戦闘を激化させている国境周辺。その混乱に乗じて、多数の中国系の犯罪集団が流れ込み、カジノやホテルの開発を装っていくつもの詐欺拠点を築いたとみられています。
そこでは監禁された外国人らへの暴力も。拠点の内部で撮影された映像では、体を縛られた男性がスタンガンを当てられたり、蹴られたりしている様子が捉えられていました。
中国・上海に住む許博淳さん。おととし、映画の仕事に応募したところ、騙されてミャンマーに連行されたといいます。
詐欺拠点で監禁された許博淳さん
「彼らは白色の硬い棒で、私たちの尻や太ももを何度も激しく叩きました。暴行は『逃げられない』『逆らえない』と理解させるための儀式のようなものでした」
さらに、許さんは“殺人”まで目撃したと語りました。
詐欺拠点で監禁された許博淳さん
「ある日、収容されていた人たちが傭兵の銃を奪おうとして、4人がその場で射殺されました。他の7人も、銃弾を足に受けました」
そして、私たちは日本人が監禁されている可能性がある詐欺拠点のひとつを突き止めました。
記者
「いまも建設しているんでしょうか、白い集合住宅のような建物が見えてきましたね」
撮影していると。
記者
「いま我々の姿を見たからなのでしょうか、武装したミャンマーの人たちがぞろぞろと出てきましたね。こちらを警戒しているような、そんな様子も見えますね」
保護された高校生の1人は、命令に背くと「電気ショックを受けた」と証言。監禁されている日本人の状況確認が急がれます。
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